私が腐女子になったわけ
兄の爆弾発言で、私はこのままではいけないと思い、当時働いていた店の客相手に処女をなくした。
別にその人が好きだったわけではないが、気持ちが悪くない相手だったからだ。
その人とはしばらく恋人として付き合っていたが、どうにも私が恋愛というものに本当には興味が持てなかったために、私から一方的に別れをつげた。
短い付き合いの間に経験したことは、BL小説に生かさせてもらっている。
兄は地獄に落ちればいいと思うし、生身の男性にはまったく関心が持てないが、今の私はそれで問題がないと思っている。
たくさんの嫁を愛するのは充実している。
時々兄のことを思い出して吐きそうになるが、BL妄想すれば幸せが待っている。
最後に、妄想内では近親相姦はオイシイと思っている。
あくまで自分に関係なければだけど。
作品名:私が腐女子になったわけ 作家名:亜積史恵