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和尚さんの法話 『死後の世界を認める』

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だから一概に、本妻さんはあの世へいって恨むということ
はありませんけど、この場合は、細々としたなにか経緯が
あったのかもしれませんけれども、現実には恨んでたんで
すよ。死んでからでも恨んでた。
だから生きてるときはなにか葛藤があったに違いない。

だから、この世の義理人情を延長したあのがあの世だと考
えていたらほぼ間違いないですね。
霊魂があるということは、どうぞ疑わないということです。

地獄、餓鬼や畜生と、六道のお話しは今までもしましたが、
そんなことは超越して、如何にしたら極楽へ往生出来るか
と、そう考えないといかんわけです。
阿弥陀様、極楽は疑いなく存在するんだということを、ひ
とつ前提として今のお話しをいているわけです。

極楽へいかなくて、六道の何処かへいったら、またこの世
へ戻って来ることになりますからね。
そのときにまた仏縁に逢えるか逢えないかという問題です。

「この身今生に向かって度せずんば――」というのがあり
ますね、この世に於いて、この身を救うていかなければ、
更に何れの生にか於いてこの身を度せんと。
是の次と思うていたら、一旦こうして仏縁を結んでいたら、
何時かまた次も仏縁に出会えるとは限らないですよ。

また長い暇がかかるかも分からない。だからこの一生の間
にかたつけていかないと、というお経の文句ですね。
そういうことで、参考にして頂いたら幸いに思います。