一ノ瀬ロック革命!!4
コトリ、と真顔でお箸を置いたしーがいきなり笑顔になって口を開く。
「ねねっ!バンドやってみない?」
一同唖然。
時間が止まる。
「バンドって言っても、ねぇ…?」
望の言葉にやっと、あたしの意識が戻ってきた。
「そーだよ、ウチら音楽とは無縁なんだよ?出来る訳ないじゃん。」
実樹が真剣に言う。
「逆に、出来たらすごいけどねww」
あたしの正直な言葉に、しーは励まされたらしく、
「そーそー!やってみないとわかんないじゃん!?」
と、大声になって言う。
しー以外のあたし達は顔を見合わせた。
一ノ瀬ロック革命!!5に続く。
作品名:一ノ瀬ロック革命!!4 作家名:爽子