LIFE AND DEATH
普通の生活
俺は、ラスト・ターン十七歳
今は、喫茶店で仕事中だ
この喫茶店は、けして大きくはないがかといって
小さくもない
でも、戦場よりは、断然いい
一週間前までは戦場でおかしくなっていた
でも、今は【戦士】をやめて…
いや、【戦士】をやめたわけではないな
正しくは、【軍隊】をやめた
でも、一応【魔族抵抗軍】通称【DRA】(Demon Resistance Army)
に所属している
[あの戦いでもう人間と戦うのはこりた]
と言う理由で軍をやめた
魔族なんて、まだしばらくは、小隊で潰せる位の量しかこないから
ここで、働いている。
【DRA】は、試験で合格したら入隊できるが、給料がない
だが、入隊してくれる人は多い…
・・・・・・・・・
「いらっしゃいませー」
客が店に入る
「何になさいますか?」
ラストが言う
「コーヒーお願いします」
客が言う
「コーヒー1つですね」
ペコっと軽く礼をしてさがると
キッチンの方に歩いていく
「コーヒーひとつ~」
「OK~」
奥から返事がくる
そして、コーヒーを貰って戻っていると
「きゃっ!」
従業員の黒髪の女の子が段差に躓く
幸いすぐ近くで躓いたので
俺は片手で受け止める
「大丈夫?」
俺は手を差し伸べてその娘に聞く
「べ、別に助けてなんて言ってないわよ!」
俺の手を払って行ってしまう
彼女は、セレン・パール十七歳
俺と同い年だ
「どうぞ、コーヒーをお持ちしました」
「ありがとう」
届け終えたのでキッチンへ戻る
「つかれた~」
そういいながら、キッチン内の椅子に座る
ピリリリリ
スマートホンが鳴る
「もしもし~」
ラストが電話にでる
「ジェイルだ、出撃命令がでた、偵察部隊によると
久しぶりの団体様だそうだ」
「久しぶりに、殺しができるんですか…楽しみですね ククク…」
「ぐっ…てめぇ、出て、くんな!」
作品名:LIFE AND DEATH 作家名:アトラス