LIFE AND DEATH
「みたいな感じで良いやつだったんだがなぁ…」
「行くぞ」
レイズがイライラしながら言う
「了解」
皆が返事をする
「そいえば、五年前はまだ人間相手には戦ってなかったよな…」
ジェイルが歩きながら言う
「うん、昔は魔族と戦ってたよね」
とフェンが答える
「最近魔族から襲撃がないからって権力争いで戦おこしまくってるからなぁ」
「つかホントあれから変わったよな【DN】とか言う薬うたれてから…」
そう言った瞬間ラストがこっちを向く
「ッく…そウだ…アのとキ、へンな、くスリを…」
ラストが突然苦しそうにはなす
「ッ!?今一瞬戻った…!?」
ジェイルとフェンが同時に言う
「出てくるんじゃありません…」
と誰か…フェンとジェイルじゃない誰かに言うように言う
「るセぇ…おレノ、からダを、カエせ…」
「黙れ…」
「ソろ、そろ、かエして、もらウ!!」
「くそっ!」
バシュッ!
ガクン…
「大尉!?」
ラストが、急に倒れたのを見て二人が駆け寄る
「大丈夫ですか!?」
ジェイルがラストの肩をゆすりながら言う
「うん…?大丈夫だ…」
頭をおさえながら
「しかしまぁこっちに出てくるのは何年ぶりだろうなぁ…?」
「大尉…?」
フェンが聞く
「大尉?誰のことだい?あぁ俺のことかまぁ五年もたってりゃそれぐらい
昇格するわな」
「ホントに戻った…」
フェンが言う
「さっさとあるけ!!」
レイズから怒鳴る
「リョーカイしました大尉」
ラストがのんびり言う
「今、なんといった」
「はい?大…ちゅ、中佐と言いました!」
ラストが慌てて訂正する
「俺の気のせいか…」
再び前を向き歩き出す
「だめだな、こりゃ五年間もあそこに閉じ込められてりゃこうなるに決まってんな」
とラストが言う
すると後ろから
「中佐!本部から連絡が来ています!」
と通信機をもった隊員が叫ぶ
そして受話器を渡す
「はい、はい!分かりました准将!!」
受話器を置くとこちらを振り返り
作品名:LIFE AND DEATH 作家名:アトラス