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LIFE AND DEATH

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プロローグ



ガキンッ!
ザン
ズシャァ…
「ふぅ、やっと一息つける…」
銀髪で、赤の眼をした【戦士】が言う
「つかもう、こんな不毛な戦さっさと終わんないかねぇ…」
オールバックで黒髪、黒眼の【戦士】が言う
「一息つける」といってもそんな【休憩所】みたいなたいそうな場所ではない
周りは【血】【死骸】【折れた剣】【腐敗臭】
そんな木も草も動物もなにもない大地にポツンと
【人間】が十人ほど集まって座っている
たったそれだけの場所
「あぁ、もう、殺したくねぇ…」
頬に斜めに大きく傷がついた【戦士】が言う
「まぁまぁ皆さんそう言わずに…
もっと戦場という名の殺戮場で殺しを楽しみましょう?」
黒眼で髪を後ろで結んで白い服を真っ赤に染め上げた【戦士】が言う
「せっかく【戦場】と言うどれだけでも殺しが許される場所が与えられているんです
楽しまなくては損ではないですか?ね?そうでしょう?」
と皆に同意をもとめる
「ふざけるな!」
そう言って銀髪黒眼の【戦士】が襟首を掴みかかる
「どうしたんです?ここで仲間同士【殺しあう】というのも面白いですが
ここで一人死ぬだけで我々の隊の【戦士】は死ぬ確立が上がるんですよ?
そして、今この中で一番先頭に立って
敵を殺している数が多いのは誰だかわかります?
今あなたが襟首を掴んでいるこの私なんですよ?レイズ中佐」
「クソッ!狂戦士がっ」
ダンッ!
掴んでいた襟首を離す
「フェン、皆を立たせろ出発する」
レイズが黒髪黒眼の戦士に言う
「私も立つのですか?レイズ中佐?」
狂戦士が言う
「もしも立たせたいのでしたら、じきじきに命令してくださいね私は大尉、
フェンは中尉ですね?ほら私より上はこの場に貴方しかいない」
「立てラスト大尉」
「了解しましたっと」
そういうとラストは立つ
「昔はあんなヤツじゃなかったのにねぇ…ねぇジェイン」
フェンは、頬に傷がついたジェインに手を差し伸べながら言う
「昔は仲間のために戦えるいい戦士だったんだがなぁ…」
「5年前はなぁ…」
~五年前~
「うわっ!」
ギャン
「ラ、ラスト少尉助けてください!」
「りょーかい!」
「はぁっ!」
ズシャッ
掛け声と共に敵を斬る
「ラスト少尉、ありがとうございます!」
「ま、気にするな伍長」
作品名:LIFE AND DEATH 作家名:アトラス