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黒い蝶「女蝶」

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「ねぇ、黒い蝶て知ってる?」
なんだ?いきなり?優奈(ゆうな)の奴。また変な話でもすんのか?俺は居眠り中なんだ、ほっといてくれ。
「あー、いま樂(がく)君「ほっといてくれ」って思ったでしょ?だめだめ、ちゃんと話聞くまで眠らさないよーだ。」
 はぁとため息をつき、俺は聞くだけだと言った。
「あのね、ただの黒い蝶じゃないんだよ?フツーの黒い蝶は誰にでも見えるけど、その黒い蝶はね・・・その人しか見えないんだって。でもフツーなら死期が近づいてる人しか見えないけどね、その黒い蝶はね見た人以外の人が死んでいくんだって。」
「あーその話何回も聞いたよ。てか今日の朝も話してたじゃん。」
「あれ?そだっけ?」
お前(?_?)みたいな顔すんなよ、ババァかよ。一体精神年齢いくつだよ、知り合いの病院でも紹介してあげようかな。それともあれか?記憶障害か?どっちにしろ紹介してやんないと、危ない事になる前に。
「おーい!そこのくっつきそうなお二人さん」
「うっせ!」
教室のドアを開け、こう言ってくる奴は崗太聖(おかたいせい)と言ってオタ同好会の仲間で、恋に関しては勘違いしやすい奴。いるだろ?自分は彼女いないくせに他の人の事はメッチャ細かい奴がクラスに1人か2人。それが太聖だよ、ムカつくぜ。
「あっ!そっかもう付き合ってるからそれがバレたくないから今「うっせ!」って言ったんだろ?もーもーウブいなー。大丈b」 
太聖言う終える前に首を絞めた俺はこいつが謝るまで絶対離さないぜ?なめんなよ?
「ちょっ!冗談だって!くっ、」
「はぁ?いやいや冗談にしてはムカついたが・・・異論はあるか?」
「あるよ!てか目が据わってるよ!?怖いよ!」
異論じゃねぇ!というツッコミを言った脳内人格は後で抹殺するとして、こいつはいつ俺に謝るんだろうか。
作品名:黒い蝶「女蝶」 作家名:DG4