Daybreak 〜その先にあるもの〜
この物語にはあまり中心的ではないけれど、最後の吹奏楽コンクールは県大会を突破し、関西大会へと出場することができた。でも、その事実や中味は私にとって何もかも重要な出来事ではない。というか、大会を突破したことで、まだ続くのかとみんなが喜ぶ中で1人、後悔を感じたのを覚えている。関西大会では残念ながら銀賞で夏のコンクールは幕を閉じた。そして、私達3年生は一旦引退。進路が決まった子から部活へ戻りアンサンブルコンクールや定期演奏会などに出場していく。つまり、私達の吹奏楽部は、卒業するまで結局は引退することがないのだ。
振り返りなおすっていうのは意外と大変な作業なんだね。もっともっと吹奏楽部は濃かったし青春って感じの衝突とか、たくさんの演奏会、他の部員たちとの関係。いっぱいあるけど、書いてたらそれだけで一冊終わっちゃう。ちょっと飛び飛びだったけど、ま、いいか。ハルも目をつむってくれるよね?
作品名:Daybreak 〜その先にあるもの〜 作家名:リサ