Daybreak 〜その先にあるもの〜
~偽善、同情、愛想笑い、お世辞全てが嫌い。心にもないようなことをみんな平気で言う。「可愛い!どこで買ったの?」「今日元気ないね」思ってもないくせに。そういうものを嫌いになったのは高校を卒業した頃からかな?何で嫌いなのかは分かっている。昔殺した自分自身が、その後創り上げた自分自身が、していたから。「殺された自分はどこに行っちゃったの?」ハルが聞いてきた。「ん~そのうち出てくるんじゃない?」興味なさげに私は呟いた。「じゃあ、サチは、自分を殺したのは2回目なんだね?」え?ハルは何を言ってるの?思わず顔をあげてハルの顔を見た。ハルの目は真剣だった。どういうこと?ねえ、分からないよ・・・~
作品名:Daybreak 〜その先にあるもの〜 作家名:リサ