本当にあったゾッとする話7 -海から来た黒い男たち-
私は昔から旅行が好きだった。
高校生の頃から、気の合った友人と二人連れだったり、大勢だったり、あるいは一人きりで、いろいろな場所に旅行に行った。
学生時代は、時間はあっても金がなく、社会人になってからは、金はあっても時間がないので、あまり長期間・遠くへは行けない。また、英語が苦手だし治安が悪い土地が大嫌いなので、海外へ行きたいとは思わない。
だから、主に訪れるのは国内だ。
好きなのは北海道と沖縄で、仕事も含めると、北海道も沖縄も10回以上訪れている。
中でも一番のお気に入りは、沖縄の八重山だ。
どこからともなく聞こえて来る三線の音。珊瑚礁と熱帯魚の泳ぐ青い海。強烈な太陽。湿気が無く爽やかな風が吹き抜けるアダンの木陰。マングローブに覆われ、ミナミコメツキガニやトビハゼが戯れる河口の干潟。早朝の朝靄の中、水面を覆って漂う純白のサガリバナ。
どのシーンを思い出しても、また訪れたい強烈な誘惑に駆られる。
私は、都会でのサラリーマン生活に疲れを感じると、八重山が懐かしくなるのである。
高校生の頃から、気の合った友人と二人連れだったり、大勢だったり、あるいは一人きりで、いろいろな場所に旅行に行った。
学生時代は、時間はあっても金がなく、社会人になってからは、金はあっても時間がないので、あまり長期間・遠くへは行けない。また、英語が苦手だし治安が悪い土地が大嫌いなので、海外へ行きたいとは思わない。
だから、主に訪れるのは国内だ。
好きなのは北海道と沖縄で、仕事も含めると、北海道も沖縄も10回以上訪れている。
中でも一番のお気に入りは、沖縄の八重山だ。
どこからともなく聞こえて来る三線の音。珊瑚礁と熱帯魚の泳ぐ青い海。強烈な太陽。湿気が無く爽やかな風が吹き抜けるアダンの木陰。マングローブに覆われ、ミナミコメツキガニやトビハゼが戯れる河口の干潟。早朝の朝靄の中、水面を覆って漂う純白のサガリバナ。
どのシーンを思い出しても、また訪れたい強烈な誘惑に駆られる。
私は、都会でのサラリーマン生活に疲れを感じると、八重山が懐かしくなるのである。
作品名:本当にあったゾッとする話7 -海から来た黒い男たち- 作家名:sirius2014