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天願メソッド T-Method -守護霊さんの導き- 第二章

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  「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと あくまでアドバイスです」


 さて、ここでは「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと」についてお話したいと思います。

「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと」というのは、この世界で生きていく上で、「『人生の潤滑油』のようなもの」となります。

「社会」とは、「各個人」が「集団生活」をする「コミュニティ」のようなものです。
 そんな、「社会」には「各個人」の「集団生活」が円滑(スムーズ)になるよう、「ルール」をつくり、それをみんなが守って生活を営んでおります。

 さらに、「個人間」でも「ルール」のようなものは存在します。
 それが「常識」というやつです。
「常識」は、「社会的な常識」とか、「人としての常識」とか、そんな「空気を読む」的なフワフワとした「ルール」がソレです。
 そんな「常識」が、実はボクらを「縛っているルール」に他ならないのですが、その「常識から飛び出す」ことは容易ではありません。
「常識から飛び出す」……それは、「周りから浮く」とか「空気を読まない」とか、そういうやつです。

 なので、そんな「常識を飛び出す」というような「負担の大きいこと」をしなくても、「人生を楽しく過ごす方法」をボクは提示しているのであり、その方法が、この「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと」を、「自分が好きなこと」「自分が興味あること」「自分が得意なこと」といった【生きがいのグループ】と同時にこなすことを推奨しているのであります。

 もちろん、人によっては「常識を飛び出すこと」を選び、そんな人生を送る人もいます。
 しかし、それは「人による」ので、必ずしもそれが「正しい」ことではありませんし、そもそも「正しい・間違い」といったモノサシで計るものでもないということ。

 大事なのは、「自分ができそうなものをやる」ということなのです。


 そこを踏まえて、この「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと」を実践していただきたいと思います。

「【生活・世間体グループ】……やりたくないけど必要なこと」というのは「嫌いだけどできること」「興味ないけどできること」「苦手だけどできること」と3つに分かれていますが、この中で、あなたが「実践しやすいもの」を選ぶのですが、そこでひとつアドバイスをしたいと思います。
 一応、選ぶのは「個人の自由」ですので、あくまで「アドバイス」として聴いてください。

 この3つの中で、一般的に「ストレスが少ないもの」は、「興味ないけどできること」です。

 理由は、残り2つは「拒否」の言葉である「嫌い」「苦手」というのが入っているからです。
「興味がない」というのは、「拒否」ではなく、「関心がない」ということだけなので、別に「拒否」というニュアンスは含まれていません。
 なので、「拒否」のニュアンスのない「興味がないけどできること」のほうが「ストレスが少ないもの」だということです。

 次に、「ストレスが少ないもの」は「嫌いだけどできること」です。

 理由は、「拒否」の言葉ですが、「嫌い」というのは、本人の「感情的な理由」だからです。
 つまり、「嫌い」というあくまで「感情的な問題」なだけなので、「苦手」よりもまだ作業はこなせるからです。
 ちなみに、この「嫌いだけでできること」というのは、やり続けていくと作業も慣れてくるので、ストレスも大分、減っていきます。

 つまり、「余裕ができる」ということです。

 そして、その「余裕」ができると、今やっている作業を「いろんな視点」で捉えることができるようになります。
 そうなると、「今まで気づかなかったこと」が出てきて、それは、あなたにとって「大きな成長」となります。
 また、その「気づき」が良い方向に流れれば、最初、「嫌いだったこと」がいつの間にか「好きなことになっていた」なんてこともよくあることです。

 まあ、この【生活・世間体グループ】は、【生きがいのグループ】
と「表裏一体」でもあります。

 そうやって、「裏返る」かどうかは、その人の「成長次第」ということです。

 さて……、最後に「六項目すべて」の中で一番「ストレスが強いもの」である「苦手だけでできること」ですが、これは「苦手」というのは、それだけで「大きなストレス」となるからです。
「嫌い」のような「感情面だけの問題」なら、まだ行為自体の「ストレス」は少ないのですが、「苦手」というのは「得意じゃない」ということであり、つまり、「相手(個人や会社など)に迷惑をかける恐れがある」ということ。

 具体的に言うと、「チームプレーに支障が出る」という感じ。

「ドン臭い」とか「作業がスムーズにいかない」といった感じ。

 このように、「苦手だけどできること」というのは、「自分」だけでもストレスが溜まりますし、それだけでなく周囲にも「悪影響を与えやすい」ことにもつながるので、なるべく、この「苦手だけどできること」は避けて通ることをオススメします。

 ちなみに、なぜ、そんな「避けて通ったほうがいい」という「苦手だけどできること」までリストアップしたか、というのは……、

「自分は、こういうことを苦手だと感じているのか」

 ということを「知るため」であります。

 つまり、「自分を知る」ということにつながるのです。


 ということで、ここでひとつ例をあげてみたいと思います。


――Aさんの場合

 Aさんは、【生きがいのグループ】の「自分が好きなこと」では「絵を描く」というのを選び、それを仕事が休みのときに「30分程度」の「絵を描く時間」を設けました。
 そして、「仕事面」では、これまでやってきた仕事が「苦手だけどできること」だったので、思い切ってその仕事を辞めて「自分が得意なこと」を選び、仕事を変えました。
 ちなみに「自分が得意なこと」を仕事にした理由は、「好き・嫌い」で判断するよりも「得意なこと」のほうが「確実に仕事がこなせるので安心だから」ということでした。
 Aさんは、これまで仕事に対して「つらい」と感じることしかなく、休み明けの出勤の日はとても憂鬱でしかなかったのですが、今では、そういうことも無くなり、それどころか「毎日仕事に行くことが楽しくなりました」と言えるくらいになりました。
 ただし、収入面ではこれまでの仕事よりも「かなり減った」とのことですが、でも、「それ以上に毎日が楽しくて充実しているので、今の生活に変えてよかった」とのこと。

 ちなみに、趣味の分野である「絵を描くこと」というのをやり始めたおかげで、休日も充実しているらしく、また、完成させた絵を「どこかで展示したい」と思うようになり、それは「SNS」を利用して、絵を公開することを始めたとのこと。
 すると、それを見た人から反応が返ってきて、その反応を見て、さらに「創作意欲」を掻き立てられているらしく、今では「絵を描くことは、わたしの『生きがい』です」と自信をもって言えるようになりました。

 めでたし、めでたし。


 とまあ、こんな感じでしょうか。