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森井貴志子
森井貴志子
novelistID. 47260
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子供から学ぶ小さな教え

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17年一緒に居て、似てきてるんですね。

パワーって伝染もしていくんだ。
だったら、やっぱり良いパワーを発していたい!

そう感じました。

娘の呪文をよ~く聞いていたら、
「~仲良く~」と呪文の間、間から聞こえてきました。

娘のパワーはきっと、我が家に入ってくる
誰にでも注がれているんだろうな~と
見えないパワーを感じました。

有難う~






【乙女心】

次女が友達とドレスをまとって、

ダンスを始めました。

顔まで上品な表情をつくり、

皆、お姫様になりきっています。

誰が教えたわけでもなく、

お姫様ごっこが優雅に行われていました(笑)

女性の心の奥には、

きっと、誰しもが抱いている思いがあるのではないでしょうか.....

そう、自分がお姫様で、
きっと、王子様が迎えに来てくれるって.....

大人になると、そんな夢みたいな話はないと現実を知ります。

恋人同士も
夫婦も
一緒に居るのは、何かを知る為、学ぶために居るんだと、
痛いほどに理解していきます。

白馬の王子様は夢の夢ね!って.....

ただ、思うんです。
白馬の王子を思い続けてもいいんじゃないかって....

それが、現実にならなくても、
たとえ、妄想でも

女の子の気持ちを乙女心を持ち続けたほうが、

女性として、可愛らしさを保てるんじゃないかなって、
次女を通して思いました。

病は気からという言葉がありますが、
美は気からという言葉があっても、おかしくないなって.....

娘に言いました。
「王子様が現れるといいね。」

すると、娘が言いました。
「ママの王子様は?」

えっ?切り替えされた!
そしてら、咄嗟に、

「松本潤よ~。」

と答えてしまった。

妄想族の私はパパが決して浮かばなかった(笑)









【本質】

次女とファミリーレストランで密会です。

「小学校で、好きな人居るの?」

「うん、○○ちゃんに○○ちゃんに~。」

あら、みんな女の子ばかり、
聞き方間違えました。
好きな男の子は?でした。

子供は本当に素直~

そんな2人だけの女子会の中、
次女のフリードリンクを見たら、

「なんじゃこりゃ~」

太陽に吠えろの松田優作演じる刑事の殉職の時の様に叫んでしまいました。

すると、恐ろしい次女の言葉が....

「ママ、飲んでみる?」

えっ!
心の中で
イヤイヤ飲めません。と言うお言葉と
何でも挑戦、挑戦だ。と言うお言葉が
私を惑わせます。

グダグダしていたら、
次女がストローをわたくしの、唇まで差し出してきました。

エイヤッ!
ゴクリ....

あら~?

不思議、
不思議、
あら、不思議.....

美味しいではあ~りませんか!

<イギリスのことわざ>で

見た目は、本質じゃない。

(英語)
Show is not substance.

とあるそうです。

とかく、世間では見た目を重視されます。
それは、それで大切だとは思います。

だけど、
見た目だけで選んでしまったら......
そのものの、本質を無視していたら.....

後悔することも多いのではないでしょうか。

本質が見た目に表れていくことも
否定はできません。

ただ、本質を感じることのできる、
感性もきちんと、育てていきたいなって思いました。

本当の本当の本質って見えにくいですもんね。

次女が得意な顔して言いました。

「ねぇ~美味しいでしょ!」






【お布団の中】

【子供から学ぶ小さな教え】

次女と寝る前にお布団の中でおふざけ.....

ケラケラと笑う娘の思いが伝染して、
私まで
楽しくなってきてしまいました。

永い人生のうち、
三分の一はお布団の中で過ごすと言われています。

しかも、一番リラックスしている状態.....

大切な場所です。

長女の恋話も
長男の悩みも

いつも布団の中です。

心を開きやすい
神秘的な場所です。

その場所で、過ごす時間は
神様からの贈り物なのかもしれないと思いました。

よく、
「この世は心の修行の場」
と言います。

修行は大切なこと、
でも、修行ばかりでは心身ともに疲れてしまうときもある。
だから、
心も身体も癒す時間を
布団の中で過ごす時間を
神様がくれたようなそんな気がします。

そして、布団から

一日の終わりを迎え、

一日の始まりも迎えます。

修行の時間(起きている時間)への出発点でもある訳です。

気持ちよく目覚め、出発したいものです。

お布団の中で遊んでいるうちに
静かになり
あっという間に眠ってしまった次女。

私も次女をムギュ~して、
眠りへと導かれていきました.....







【常識】

次女が大胆にカキ氷をガブリ!

「う~美味しい~」

お行儀が悪い....と言えば反論は出来ませんが、
大満足の顔をしている娘.....

スプーンは目の前にあります。
スプーンを使って美味しく食べる事だって出来ます。

しかし、あえて、上から大胆にガブリ!

そこには、スプーンで食べる時よりも、
数倍も美味しいと感じた思いがあったようです。

常識に囚われないで、
大胆に行動する子供には、沢山の発見があるんだろうな~。

大人になると、
人の目を気にしてしまいます。
人に迷惑がかかるんじゃないかと考えてしまいます。

いつも、
常識と言う言葉が脳裏を横切ります。

もしかして、
ちょっと、やってみたら、
そこには、
大きな発見があるかもしれないのに.....

娘が感じたように、
メチャクチャ美味しいという発見があるかもしれないのに.....

<トーマス・エジソン名言の一つに>

「人間の理性などに
頼ってはいけない。

まずは、頭の中を硬直させる
常識という理性を、
丸ごと捨ててしまいなさい。」

理性にも色々ある。
理性を全て取り払ったら、それは、それで大混乱....

だけど、常識と言う名の理性は発見を食べてしまうんだ。

発見の芽を出すためには、
常識と言う名の理性を取り払ってみるんだ。

時にはそんな大胆な行動も必要なんだな~って感じました。

そう思っているうちに、
次女が
「ママ~鏡、ある?」

「うわ、真っ赤っか~。」

「たらこ、だよ~。」

なるほど、それもまた、発見の一つ?






【昼食】

「只今~」
仕事から帰ってくると、テーブルの上に
次女の作った手巻き寿司が置いてありました。

そして、手紙には
「ママたべてね。」と書いてありました。

私は、嬉しくて、嬉しくて

無我夢中で食べました。

食べている間、
あの小さな手でくるくる巻いたんだろうな。
あの小さな手でご飯を平らにしたんだろうな。
あの小さな手で具を切ったんだろうな。

ずっと、次女の手巻き寿司を作っている姿を
想像しながらパクパクと食べていました。

ふと、思いました。

あの小さな手は、
もう、