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真朱@博士の角砂糖
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ことばが 動かなく なるまで

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 【幸せの期限】


 四葉のクローバーを見つけた。
 僕はそれを摘み取らなかった。
 幸せになるのが面倒だったからだ。
 
 僕はある思いつきを試すことにした。
 毎日この道を通り、そこに幸せがあるかどうかだけを確認する。
 この幸せが、本当に僕のためのものなのかを確認する。 
 四葉のクローバーは毎日そこで摘まれるのを待っていた。
 
 僕に? そう、僕にだ。
 七日目、幸せは周りの雑草とともに綺麗に刈り取られていた。