Next World
「ゼラ…お前は何割だ?」
セイラが言う
「ん?3.5ぐらいかな?」
「嘘付け!」
「ホントだって、じゃこの剣見える?」
ヒュッ!
ゼラが剣を振る
「な?今の、見えたか?」
「なっ…全く…見えない!?」
「今ので8割だ」
ゼラが涼しい顔をして言う
「ま、そんな事より…まず火を消せ…」
「皆覚えてないの?ヒュドール」
「覚えてない…」
皆して言う
「ま、いっか」
「ヒュドール!」
そう一言いうと水が辺り一面に水が飛び散る
「よし、中入ろうぜ」
ゼラが言う
ガチャ
アトラスが扉を開ける
ドスッ
っとソファにセイラが腰をかけながら
「アトラスっ!!酒もってきてくれ!!」
「え!?なんで俺!?」
「いいから早くしろ!!」
「そーそー早く持ってこい」
ガイアが笑いながら言う
「おめーは、まだみせーねんだろーが!!」
と、いうと
「早くしろ!!」
と、怒鳴り声がとんでくる
「は、はい!!」
慌てて走って取りに行く
「で、アトラスは、どうなんだ」
セイラが背もたれに持たれながらゼラに聞く
「…あぁ、まずいな…」
「なにがだ?」
「恐怖心が…まだ芽がはえてきてるぐらいだが…」
タッタッ
アトラスが走る音が聞こえる
「もってきたぞー」
「はい、ゼラさん」
ルナがどこからともなく現れ
コップをわたす
「ありがと」
ゼラがそう言うとコップに酒をつぎだす
コンコン
「誰かな?」
セイラが席を立つと扉を開けに行く
「どちらさまで…」
と、開けながら言う
バタンッッ!!
勢いよく扉が閉まる
「な、なんか…すっっっっごい
美人な人が来たけど!?」
セイラが声を裏返させながら言う
「あーそれおれのツレかも」
ゼラが酒を口に運びながら言う
皆呆然としていると
「お、おじゃましまーす…」
と言う声がする
作品名:Next World 作家名:アトラス