だるまさんがころんだ
遊太が生まれてから
あたしの待遇が
どんどん悪くなったんだ。
いつもパパと一緒に
お風呂に入ってたんだけど
それも遊太にとられたし
一番気に入らないのは
やれ笑ったの
寝返りしたのって
みんな遊太に夢中だってこと。
ただひとつ。
あたしが子守唄を歌ってあげないと
寝ないってのはかわいいとこだけど。
「((φ( ̄Д ̄ )ホォホォ のりちゃんに弟ねぇw
ママ、のりちゃんの他には
子供いらないっていってたから
パパは大喜びでしょ♪」
喜びすぎなのよ。 。゜(*`3´)ブゥ゜。
昨日の夜だって
学校で習った歌を歌ってたら
「うるさいぞ!」って怒ったくせに
遊太だと
「お♪ 遊太、えらいぞ!
もう“ぞうさん”歌えるのか」
だって。
遊太はね
まだおしゃべりできないんだから
アゥアゥってわめいてるだけなの!
作品名:だるまさんがころんだ 作家名:遊花