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でんでろ3
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novelistID. 23343
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博士と助手とアレ

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「見たまえ。これが、人類の英知を結集して作られた無限階段製造機だ」
「こ、これは凄い! 階段が次々と作られている。……しかし、ですよ。これでは、地球が階段で埋め尽くされてしまうのではないですか?」
「ふっ、安心したまえ。あれを見ろ!」
「おおっ! 階段が次々に飲み込まれていく。博士、あれは、一体、なんですか?」
「あれは、永久階段破砕機だ! あれに、飲み込まれた階段は、瞬時に破砕され、無限階段製造機へと送られ、それを材料として、無限階段製造機が、また、階段を作るのだ!」
「なんと素晴らしい発明品なんだ! これぞ、究極のリサイクル!」
「はっはっはっ、どうだね、凄いだろう」
「……でもこれ、上で収納した階段を、そのまま、下に持って来て、また、下から出した方が良いんじゃないですか? ぶっちゃけ、リサイクルより、リユースの方がエネルギー効率が良いですよ」

アレの開発途上に、このような秘話が隠されて……いる訳ねーわな。
作品名:博士と助手とアレ 作家名:でんでろ3