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麻生 優雨
麻生 優雨
novelistID. 46174
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恋していいかな。

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プロローグ



第1章

~昔夢(かこ)~


これは昔から生きている犬の神様のお話。

平安の世に産まれ、犬は人間に育てられてきた。
そう人間として生まれたのだ。

でもものごころついた時の夜、山でとあるヤマ犬にあった。
それはでかく18歳の身体にはでかすぎる身体の犬だった。

少年は御信用に持っていた刀を取り出し戦おうとした。
だがヤマ犬はすばしっこく力強くはが立たなく、押し倒されて
食われようとしたところを、偶然にも少年の刀が
犬の心臓を貫いてた。

少年はその瞬間声がしたような気がした。

そして次の日、屋敷に帰った少年が目覚めた時は普通の人間だった。
だが夜になるとなんか違った。

身体中が痛く、歯が出るような感じがした。
そして身体は柴犬みたいに毛が生えていて
まるで犬になっていたのだった。

少年は狂気した。「なぜわたくしがこのようなみじめな姿に。一体何がおきたんだ!」

少年はそう叫んでいた。でもそれは犬語ではなくちゃんと人間の言葉になっていることに
少年はびっくりした。

そしてその時・・・・・・

「キャーーーー!!!!」

女性の叫び声がした。
その少年の愛する者だった。
「だれか!この化物を!助けて!!!!」

そう呼ぶと屋敷の者が「曲者だ!デアエ!」と無数に廊下を歩く音。

少年は涙して言った。「違うんだ。ワタクシです!どうか信じて!」
「誰か!この化物を!!私の大事な人がこの化物に食べられました!!」
少年「静かにして!ワタクシです!!静かにしてください!」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

少年は彼女を落ちつかせようとするべく、そして口をふさごうとしたつもりが
手は彼女の首を引きさいた。
「ワタシはなんてことを!!!!」
「お主!よくも姫様を!!!!」

犬はとっさにおいはらおうと手を振った。
何人もの武士はその凶器に命を失った。犬は精神がこわれ
噛み殺した。ただひたすら殺した。なにもかも殺した。

騒動が終わったあとは少年はすでに人の姿になっていた。

少年は服を着てそのまま。山奥の神社へと逃げて行ったのだった。

作品名:恋していいかな。 作家名:麻生 優雨