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アッシュ ラリッサ
アッシュ ラリッサ
novelistID. 46007
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流れ星のタンゴ《Part.2》

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フランソワーズの声 奇妙だわ!この人、ミステリアスな目をしている。
          もう疑わない。彼は絶対に催眠術をかけられるのよ。
          私は彼にすっかり魅了されてしまった、でも困ったわ…

藤原        どう、僕の考えてること読みとることができた?

フランソワーズ   わからないわ… I am not sure… 【よくわからないけど】
          あなたの目は、あなたには誰か大切な人が居ると
          言っていた気がするけど…   誰か…  女の人、多分…

 フランソワーズは、もう一度藤原の目を見る。

フランソワーズ   さぁ… 私あなたの考えていること読むことができたの
          かしら?いえ、 そんな筈ないわ!本当のこと言うわ。
          私あなたの目の中に何も見ることは、できなかったの!
          テレパシーなんて全くなかった!もっと簡単なこと…
          論理的に分析しただけ。あなたは、頭がよくて魅力的な
          紳士。論理的に考えたら、あなたに女の人が居るの
          は当然よね。

藤原       (長い沈黙の後)その女性はフラメンコが好きなんだ。
          彼女、夜に星を眺めては、まるで星が踊ってるようだって
          言うよ。

フランソワーズ  (へそを曲げて)そう… で、私はタンゴ。彼女はフラメンコ。
          奇遇じゃない?(一息おいて)藤原さん、今晩も星たちは
          フラメンコを踊っているの?

藤原        今晩は、タンゴだ。


              《Part.3 へ続く...》