無題。
幕開き前に、緞帳の中にて演技(←声が届かなければカット)
物が落ちるような音がする。(前の列に届けばいい)
D(またはE)「お前、いい加減にしろよな!」
幕開き。音響のOPもここで流す。
意見箱を漁るA。騒ぐ男子二人(DとE)
B「会長―。あきらめましょーよー」
C「そうだよ。投書なんて一つも入ってねぇって」
A「いいや。私はあきらめないよ!絶っ対に投書を見つけて、全力で答えてあげるんだから!」
渋々手伝うことにするBとC。
C「お前らも手伝えって」
E「どうせ意見なんか入ってないぜ?」
A「なにぃ?」(剣幕鋭し)
D「そう、入ってるわけがない」
A「なんでそう思うんだ?」
E「ズバリ…(ちびまる子ちゃんの委員長、丸尾君だっけ?それ風に)」
C「ウザイ」(バッサリと、切って捨てるように)
E「…ズバリ、求心力がないでしょう!(委員長風に)」
A「…求心力?」(真面目トーン)
E「ボケスルーですか」
D「そう、求心力」(真面目トーン)
E「ねぇ、スルーですか?」
E、Cに小突かれる。
D「つまりは、心を惹きつける力だ」
A「なんで無いと言い切れるんだ?」
D「だって、会長の時選挙無かったでしょう?」
A「ああ、他に立候補いなかったからな」
D「だから皆、会長が会長である事自体知らない」
E「興味がない」
D「つまり仕方が」
D・E「なぁい」
A「でも、一つぐらいあるかもしれないじゃないか!」
B「あっ、あった!」
C・D・E「「「えっ?!」」」
みんなそれに群がる。
D「なんというご都合主義世界」(アドリブっぽく。難しいならカット)
A「え~、何々。『新校舎三階の男子トイレの臭いが異常です。吐きそうになります。どうにかしてください。』」
なんとも言えぬ寂れた空気。
C「……しょぼ」(←みんなこう感じている空気を出してね)
B「た、確かに、しょぼい…ね」
A「さよなら(紙を捨てる)」
D「分かる!(紙を拾う)」
E「あそこの臭いは本当に酷い!」
D「バイオテロだぜあれは」
E「その内、あそこから出てきた男子がゾンビになってるぞ」
D「それはバイオハザードだな。つか、お前女子だよな」
E「……」
D「……」
E「…アアアアアアア(ゾンビ化)」
Eが奇怪な声を出したら、A部屋の隅に逃げる。
D「パン!パン!くそっきかねぇ!」
E「アアアアアアアア」
Dを襲うE。
D「……(ポケットに入れていたハリセンで、さも当然です。と言わんばかりのドヤ顔で頭を叩く)」
E「いてっ(倒れる)」
D「とにかくあそこは本当にヤバイんだって」
E「アアアア(Dの足首を掴む)」
D「うわぁ!」
C「……(無言でEを踏み潰す。)」
E「あべしっ」
A「…そこまで言うなら仕方ない。消臭剤とか置いておこうか」
↓出来ないなら歌カットで。
D「消臭力」
E「トイレ大好き」
D「消臭力」
E「僕も好き」
D「ステキなトイレに」
E「消・臭・力」
C「まあ、そういうの置いておけばいいんじゃないかな」
E、ハケる。(踏まれて痛いから)
A「そうよね」
D「っていうか会長」
A「なに?」
D「怖いの、苦手なんですか?」
A「な、なんで?」
D「さっきのEの時逃げてたじゃないですか?」
A「いきなり…だったからだ!うんそう!きっとそう!多分そう!」
D「あれは、二十年前でしたかね…(怪談風に)」
A「さ!次の投書探そう!」
D「無視かよ、つまんねぇ」
C「まー、いいじゃんか。探そうぜ」
投書を探す面々。(案外一枚見つかって嬉しいのだ)
B「あ、あった」
A「でかした!それで、内容は?」(紙を取る)
A、紙を見て驚き黙る。
D「会長?」
C「どうしたんだよ。なんて書いてあるんだ?」
A「…『死にたい』」(溜めて)
C「……それだけ?」
A「それだけ」
紙は自然と読み回されていく。
C「お、重いよな(ハハハと、空笑いとか)」
B「だ、だよね(同じく空笑いとか)」
A「……死にたい、か」
D「死にたいと言えば…。会長、知ってますか?(怪談風に)」
A「な、何を?(後ずさる)」
D「十年前に、あったそうですよ?」
A「何が?(後ずさる)」
D「ここで、自殺が」
A「えっ?(入り口近くまで後ずさる)」
E、戻ってきて空気を読む。
D「その自殺した子は、今も仲間を探してさまよっているんだそうです。ほら、後ろ」
A「えっ?」
E「お前だあ!(脅かす。台詞は変えてよい)」
A「きゃああああああ(悲鳴。変えてよい)」
A、悲鳴と同時にEの胸の辺りに腕を当てる。(ひじ打ちでも可)
E「おうふっ」
A、教室の隅へ。
A「って何だ。Eか」
D「E、大丈夫か?!」
E「私は、もうダメみたい…」
A「嘘つけ」
D「そんなこと言うなよ…」
E「ここ、折れてるみたい」
A「えっ?」
D「治るから大丈夫だって!心配すんな!」
A「そんな酷いの…?」
E「でもやっぱり…」
A「えっ?えっ?」
D「大丈夫だ!」
E「だよね!(勢いよく起き上がる)」
A「おいっ!」
E「で、どうしたの?」
A「おいっ!」
D「また投書が入ってたんだよ」
E「マジか!どんな内容?」
皆「「「「……」」」」
(E「ん?どうしたの?」)
C「……これ」
E「う、うん…」
しんみりとした空気を出す。
でもってそれをぶち壊す。
D「さぁEよ。目をカッ!カッ!かっ開いて、刮目その紙をとくと見よ!白い空間に、小さく、細い文字で綴られた言葉を見よ! そして、コ・コ・ロを震わせろーーーーーー! …さぁ、その目に映る言葉を、ありのままに答えろ…!」
E「死にたい」
D「All light!」
C「…茶番だ」
E「てゆーかこれ結構重大じゃ」
A「ああそうだ」
D「でもさ、迷惑だよな」
A「ハァ?」
D「いや、そういう意味じゃなくてさ。この紙だけじゃさ、名前も性別も学年すら分からない。何かしたくても、これだけじゃ無理じゃん」
A「お前はそんな理由だけで、これを無視するのか」
D「そこまで言ってねーじゃんか」
A「じゃあどういう意味で迷惑だと言ったんだ!」
C「ま、まぁ落ち着けよ。とにかく、今すぐにしてあげられることはどっちみち無いんだからさ。他に投書が入ってないか探さないか?例えば、(ごほん)二年四組16号の(Cの名前)さんがあ、ま、りにも魅力的、びゅーてぃふぉー、過ぎて授業に集中できません。とかさぁ」
A「C、無理しなくていいよ」
C「…はーい」
A「とにかく、この紙を書いた人のために何かしてあげなくては」
D「ずいぶんその人にこだわりますね会長。なにか理由でもあるんですか?」
A「そう言うお前はずいぶん私につっかかってくるな。なにか理由でもあるのか?」
D「……その紙」
A「ん?」
D「その紙さぁ!」
と、Dが声を出そうとするが、入り口に当たるもしくは床に倒れこむようにしてFが入ってくる。
F「いたっ!みなさん、こんなところに居たんですね!(観客に向けて、神でも発見したかのように)」
E「…誰?」
B「え、Fさん?」
A「知ってるのか?」
B「うん、同じクラス」
物が落ちるような音がする。(前の列に届けばいい)
D(またはE)「お前、いい加減にしろよな!」
幕開き。音響のOPもここで流す。
意見箱を漁るA。騒ぐ男子二人(DとE)
B「会長―。あきらめましょーよー」
C「そうだよ。投書なんて一つも入ってねぇって」
A「いいや。私はあきらめないよ!絶っ対に投書を見つけて、全力で答えてあげるんだから!」
渋々手伝うことにするBとC。
C「お前らも手伝えって」
E「どうせ意見なんか入ってないぜ?」
A「なにぃ?」(剣幕鋭し)
D「そう、入ってるわけがない」
A「なんでそう思うんだ?」
E「ズバリ…(ちびまる子ちゃんの委員長、丸尾君だっけ?それ風に)」
C「ウザイ」(バッサリと、切って捨てるように)
E「…ズバリ、求心力がないでしょう!(委員長風に)」
A「…求心力?」(真面目トーン)
E「ボケスルーですか」
D「そう、求心力」(真面目トーン)
E「ねぇ、スルーですか?」
E、Cに小突かれる。
D「つまりは、心を惹きつける力だ」
A「なんで無いと言い切れるんだ?」
D「だって、会長の時選挙無かったでしょう?」
A「ああ、他に立候補いなかったからな」
D「だから皆、会長が会長である事自体知らない」
E「興味がない」
D「つまり仕方が」
D・E「なぁい」
A「でも、一つぐらいあるかもしれないじゃないか!」
B「あっ、あった!」
C・D・E「「「えっ?!」」」
みんなそれに群がる。
D「なんというご都合主義世界」(アドリブっぽく。難しいならカット)
A「え~、何々。『新校舎三階の男子トイレの臭いが異常です。吐きそうになります。どうにかしてください。』」
なんとも言えぬ寂れた空気。
C「……しょぼ」(←みんなこう感じている空気を出してね)
B「た、確かに、しょぼい…ね」
A「さよなら(紙を捨てる)」
D「分かる!(紙を拾う)」
E「あそこの臭いは本当に酷い!」
D「バイオテロだぜあれは」
E「その内、あそこから出てきた男子がゾンビになってるぞ」
D「それはバイオハザードだな。つか、お前女子だよな」
E「……」
D「……」
E「…アアアアアアア(ゾンビ化)」
Eが奇怪な声を出したら、A部屋の隅に逃げる。
D「パン!パン!くそっきかねぇ!」
E「アアアアアアアア」
Dを襲うE。
D「……(ポケットに入れていたハリセンで、さも当然です。と言わんばかりのドヤ顔で頭を叩く)」
E「いてっ(倒れる)」
D「とにかくあそこは本当にヤバイんだって」
E「アアアア(Dの足首を掴む)」
D「うわぁ!」
C「……(無言でEを踏み潰す。)」
E「あべしっ」
A「…そこまで言うなら仕方ない。消臭剤とか置いておこうか」
↓出来ないなら歌カットで。
D「消臭力」
E「トイレ大好き」
D「消臭力」
E「僕も好き」
D「ステキなトイレに」
E「消・臭・力」
C「まあ、そういうの置いておけばいいんじゃないかな」
E、ハケる。(踏まれて痛いから)
A「そうよね」
D「っていうか会長」
A「なに?」
D「怖いの、苦手なんですか?」
A「な、なんで?」
D「さっきのEの時逃げてたじゃないですか?」
A「いきなり…だったからだ!うんそう!きっとそう!多分そう!」
D「あれは、二十年前でしたかね…(怪談風に)」
A「さ!次の投書探そう!」
D「無視かよ、つまんねぇ」
C「まー、いいじゃんか。探そうぜ」
投書を探す面々。(案外一枚見つかって嬉しいのだ)
B「あ、あった」
A「でかした!それで、内容は?」(紙を取る)
A、紙を見て驚き黙る。
D「会長?」
C「どうしたんだよ。なんて書いてあるんだ?」
A「…『死にたい』」(溜めて)
C「……それだけ?」
A「それだけ」
紙は自然と読み回されていく。
C「お、重いよな(ハハハと、空笑いとか)」
B「だ、だよね(同じく空笑いとか)」
A「……死にたい、か」
D「死にたいと言えば…。会長、知ってますか?(怪談風に)」
A「な、何を?(後ずさる)」
D「十年前に、あったそうですよ?」
A「何が?(後ずさる)」
D「ここで、自殺が」
A「えっ?(入り口近くまで後ずさる)」
E、戻ってきて空気を読む。
D「その自殺した子は、今も仲間を探してさまよっているんだそうです。ほら、後ろ」
A「えっ?」
E「お前だあ!(脅かす。台詞は変えてよい)」
A「きゃああああああ(悲鳴。変えてよい)」
A、悲鳴と同時にEの胸の辺りに腕を当てる。(ひじ打ちでも可)
E「おうふっ」
A、教室の隅へ。
A「って何だ。Eか」
D「E、大丈夫か?!」
E「私は、もうダメみたい…」
A「嘘つけ」
D「そんなこと言うなよ…」
E「ここ、折れてるみたい」
A「えっ?」
D「治るから大丈夫だって!心配すんな!」
A「そんな酷いの…?」
E「でもやっぱり…」
A「えっ?えっ?」
D「大丈夫だ!」
E「だよね!(勢いよく起き上がる)」
A「おいっ!」
E「で、どうしたの?」
A「おいっ!」
D「また投書が入ってたんだよ」
E「マジか!どんな内容?」
皆「「「「……」」」」
(E「ん?どうしたの?」)
C「……これ」
E「う、うん…」
しんみりとした空気を出す。
でもってそれをぶち壊す。
D「さぁEよ。目をカッ!カッ!かっ開いて、刮目その紙をとくと見よ!白い空間に、小さく、細い文字で綴られた言葉を見よ! そして、コ・コ・ロを震わせろーーーーーー! …さぁ、その目に映る言葉を、ありのままに答えろ…!」
E「死にたい」
D「All light!」
C「…茶番だ」
E「てゆーかこれ結構重大じゃ」
A「ああそうだ」
D「でもさ、迷惑だよな」
A「ハァ?」
D「いや、そういう意味じゃなくてさ。この紙だけじゃさ、名前も性別も学年すら分からない。何かしたくても、これだけじゃ無理じゃん」
A「お前はそんな理由だけで、これを無視するのか」
D「そこまで言ってねーじゃんか」
A「じゃあどういう意味で迷惑だと言ったんだ!」
C「ま、まぁ落ち着けよ。とにかく、今すぐにしてあげられることはどっちみち無いんだからさ。他に投書が入ってないか探さないか?例えば、(ごほん)二年四組16号の(Cの名前)さんがあ、ま、りにも魅力的、びゅーてぃふぉー、過ぎて授業に集中できません。とかさぁ」
A「C、無理しなくていいよ」
C「…はーい」
A「とにかく、この紙を書いた人のために何かしてあげなくては」
D「ずいぶんその人にこだわりますね会長。なにか理由でもあるんですか?」
A「そう言うお前はずいぶん私につっかかってくるな。なにか理由でもあるのか?」
D「……その紙」
A「ん?」
D「その紙さぁ!」
と、Dが声を出そうとするが、入り口に当たるもしくは床に倒れこむようにしてFが入ってくる。
F「いたっ!みなさん、こんなところに居たんですね!(観客に向けて、神でも発見したかのように)」
E「…誰?」
B「え、Fさん?」
A「知ってるのか?」
B「うん、同じクラス」