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雨宮 琉依
雨宮 琉依
novelistID. 45667
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メガネ王子とステキ姫。

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降りるとそこには酔い潰れた母、それと.......

一人の女の子。


僕と同い年位だろうか?

茶色い内巻きの髪に大きな目、鼻は低いが整った顔をしている。

稔「えっと......誰?」

「あ、あの!私、穂高 杏(ほだか あん)という者です!」

稔「あ、あぁ...僕は柊 稔(ひいらぎ みのる)。こっちは妹の真白(ましろ)。」

真白「ど、ども...」

杏「は、はじめましてっ」

稔「とりあえず上がって...?」

とは言ったものの...何なんだ、この子........


真白「おい、母さん起きろよ~、おい......おいってば!!!」

稔「あ、おい、真白やめろっ」

真白「だってこーでもしねぇと起きねぇし...」

稔「あのなぁ...実の母親に向かってなんてことを...」

杏「あ、あの.....」

あぁ、そーだった。この子、一体何者なんだ?


杏「私、忍さんの兄の娘なんですが...」

稔「あぁ、かず兄の娘さん...ってことは従兄弟か。」

杏「はい、一応...」

真白「一応?」


なんでも、かず兄の元嫁との子供だそうで。

離婚後、母親に付いて行った杏さんだったが最近
母親が亡くなり、面倒を見てくれる人がいなかった為
かず兄に連絡したところ、今嫁のなおちゃんはすごく嫉妬深い。

だからかず兄が僕の母に連絡して
お金は払うからここで面倒をみてやってくれ、となったらしい。


母「稔、真白。杏ちゃんに手出すんじゃないわよ~ぅ...」

真白「だ、誰がこんな女に手だすかっ!アホ!!」

杏「あ、あは.....こんな女...」

真白「え、あ、ご....ごめん。」