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タマ与太郎
タマ与太郎
novelistID. 38084
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Tadの「なんちゃって留学記」 2008.6.29~7.14

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Foods


カナダの食べ物と言えばメイプルシロップくらいしか知らないTadであったが、
現地へ行って改めて「カナダ料理」というものは存在しないことに気づいた。
カナダでも東部のケベックやモントリオールに行けば、
フランスのテイストがいろいろな文化に浸透しているというのは聞いたことがあるが、
バンクーバーについて言えばこれはというカナダ独自の料理にはお目にかからなかった。

ところでホームステイの場合、朝昼晩の食事が保証されている。
Tadの場合はこんな感じだ。

【朝食】
留学生用のリビングダイニングに常備されているパンやシリアルは自由に食べられる。
飲み物は自分でお湯を沸かしてコーヒーや紅茶をいただける。
これにhost momが必ず一品暖かいものを作ってくれる。
たとえば、目玉焼きとかウインナーソーセージとかである。
冷蔵庫の中にはミルクやジュースやプリンなどが常備され、これまた飲み放題。

【昼食】
Host momが毎日サンドウイッチを作って持たせてくれる。
最初に好き嫌いを聞かれるので、言っておけば具から外される。
情けないことにきゅうりが食べられないTadは、滞在中、きゅうり抜きのサンドウイッチを作ってもらうことになる。
ツナ、ハム、トマト、チーズ、レタスと一度も同じものは出なかった。
昼食に持っていったジュースの紙パックは捨てずに持ち帰るようhost momに頼まれる。
カナダではリサイクルの活動が盛んで、紙パックもそのひとつらしい。

【夕食】
夕食だけは母屋のダイニングでいただくことになっている。
フィリピン系なので、味付けはいわゆるアジアンテイストで、野菜や魚介類が多く、西洋風のオイリーなものを想像していたTadにとっては全くストレスがなかった。
また、ライスが必ず出るのがありがたい。
米は日本でも細川内閣のとき一時流通したちょっと細長いタイ米だ。
近くのリカーショップで買ったカナダ産の缶ビールをプシュッと開け、
おかずをつまみながらのんびり晩酌をする留学生。

おいおいTad、どんだけリラックスしてるんだよ!