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　立花神奈編
「うっせー黙れお前には関係ねぇことだよ」
　なんで・・・そうやって周りを突き放すの？翔くん・・・
　私は、ただ見てるのが嫌で・・・
　同じクラスの子同士で喧嘩なんて
　翔も翔よ庇ってあげたのになによあの態度！
　ムカつく・・・
　バカみたい私
　こうして普段どうり学校が始まった
　帰り道私は仲の良い子とアイスクリームを食べる約束をしていたので私たち２人はファミレスに向かった
「ねぇ、ちょっと聞いてよー」
「ん？どうしたの？」
　友人は眉を上げ首をかしげた
「また問題があってさ、今日は度が行き過ぎて喧嘩だよー喧嘩、ホント周りに迷惑だっツーの」
「へーまた翔くん絡みなんだ」
　私はアイスを豪快にほうばり口に含む
「そゆこと」
「原因はなんだったの？」
「翔の机が他の男子に隠されたのよ」
「わぁーそれはまたなんというか」
　友人は苦笑いをしていた
　すると店のドアがカランっとなる、奥から店員の声が聞こえる
「何名様でしょうか？」
「３名で」
私は友人に向き直り、
「案外繁盛してるんだねこのファミレス」
会話をしていると聞き覚えのある声がしてきた
　声の方を見ているとそこにいたのは翔とほか男子２人だった
　正直私はびっくりした。てっきり翔には友達がいないものだと思っていた
「噂をすればなんとやらだね」
　友人がにやりと口を緩める
「あのねぇ」
　っとそこに翔以外の男子の声が聞こえてきた
「今日喧嘩したんだって？また何やってんだよ、しかも女子一人に庇ってもらったのに傷