お帰り!
秋の終わりに一緒に生活しはじめた
その相手がいなくなって もう2ヶ月
わたしが転がり込んだアパートなのに
あの人が出て行くなんて
パチンコで生活費を稼ぐなんて無理よ
雇ってくれる所が無いなんて
ちゃんと探しているの
まだ若いでしょ
わたしが 話しかけているのに
あなたは 聞いているかどうかわからない
ねぇ テレビから目を離して
あなたは 黙ったまま
ねぇ 聞いてるの
料理も得意だったあなた
私がただいま~と帰った時に
料理の匂いのする幸せ
なのに今日も暗くて寒いあの部屋に
とぼとぼと帰る
見上げる2階のアパートの部屋
えっ 灯りが点いている
あの人が戻ってきたの?
早足になったわたしは 急に歩調をゆるめる
消し忘れだわ きっと
それでも かすかな望みを抱いて
わたしは 扉のノブを回す
開いた!
「お帰り!」
その相手がいなくなって もう2ヶ月
わたしが転がり込んだアパートなのに
あの人が出て行くなんて
パチンコで生活費を稼ぐなんて無理よ
雇ってくれる所が無いなんて
ちゃんと探しているの
まだ若いでしょ
わたしが 話しかけているのに
あなたは 聞いているかどうかわからない
ねぇ テレビから目を離して
あなたは 黙ったまま
ねぇ 聞いてるの
料理も得意だったあなた
私がただいま~と帰った時に
料理の匂いのする幸せ
なのに今日も暗くて寒いあの部屋に
とぼとぼと帰る
見上げる2階のアパートの部屋
えっ 灯りが点いている
あの人が戻ってきたの?
早足になったわたしは 急に歩調をゆるめる
消し忘れだわ きっと
それでも かすかな望みを抱いて
わたしは 扉のノブを回す
開いた!
「お帰り!」