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突然、一つ後ろの車両からなにかが爆発したような、大きな音が聞こえ、僕は目を覚ました。
　ヒビの入ったガラスの向こう側、隣の車両からは赤々と燃え上がる炎が見える。乗客達は叫び声をあげている。
　金属と金属が擦れあう不快な音が足元から聞こえ、車両が傾いていく。倒れる。窓が砕け、破片が車内に飛び散る。
　僕はどこかに捕まることも出来ず、他の乗客と同じように車内の様々な場所に叩きつけられ、意識を失った。