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CROSS 第20話 『Eris』

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 ガリアとウィルがザフト艦から逃げ、CROSS艦が移動していることに気がついたらしく、シャトルが進行方向をぐるりとかえた。もちろん、CROSS艦へ向かっていくのだ。おそらく、直接乗りつけるか、進行方向をふさぐつもりなのだろう。おまけに、ブリッジの通信機器が、紅緋からの通信要請をしつこく知らせてきた。
「おい! 構わないから、ワープしろ!」
「ハ…ハイ」
操縦担当は、ガリアとウィルが何か問題を起こしたのだと思い、戸惑いを見せていたものの、断る勇気など無いため、ワープ機能を使うことにした。CROSS艦のエンジン部分の発光が強くなり、急激に加速する。追いかけるシャトルから、どんどん距離が離れていく。

 そして、ワープ航行に入ったCROSS艦は、さらに急加速をし、流れ星のように消えた。



   【 第20話 終わり 】

       つづく