更新日時:2013-02-11 18:38:50
投稿日時:2013-01-29 10:35:13
石榴の月~愛され求められ奪われて~
著者の作品紹介
お民は江戸は町外れ徳平店(とくべいだな)に夫源治と二人暮らし。
源治はお民より年下で、お民は再婚である。前の亭主との間には一人息子がいたが、川に落ちて夭折してしまった。その後、どれだけ望んでも、子どもは授からなかった。
長屋暮らしは慎ましいものだが、お民は夫に愛されて、女としても満ち足りた日々を過ごしている。
そんなある日、徳平店が近々、取り壊されるという話が持ちあがる。徳平店の土地をもっているのは大身旗本の石澤嘉門(いしざわかもん)だ。その嘉門、実はお民をふとしたことから見初め、お民を期間限定の側室として差し出すなら、長屋取り壊しの話も考え直しても良いという。
明らかにお民を手に入れんがための策略、しかし、お民は長屋に住む皆のことを考えて、殿様の取引に応じるのだった。
〝行くな!〟と懸命に止める夫に哀しく微笑み、〝約束の1年が過ぎたから、きっとお前さんの元に帰ってくるよ〟と残して―。
【第一話 更新 2013/02/11】
源治はお民より年下で、お民は再婚である。前の亭主との間には一人息子がいたが、川に落ちて夭折してしまった。その後、どれだけ望んでも、子どもは授からなかった。
長屋暮らしは慎ましいものだが、お民は夫に愛されて、女としても満ち足りた日々を過ごしている。
そんなある日、徳平店が近々、取り壊されるという話が持ちあがる。徳平店の土地をもっているのは大身旗本の石澤嘉門(いしざわかもん)だ。その嘉門、実はお民をふとしたことから見初め、お民を期間限定の側室として差し出すなら、長屋取り壊しの話も考え直しても良いという。
明らかにお民を手に入れんがための策略、しかし、お民は長屋に住む皆のことを考えて、殿様の取引に応じるのだった。
〝行くな!〟と懸命に止める夫に哀しく微笑み、〝約束の1年が過ぎたから、きっとお前さんの元に帰ってくるよ〟と残して―。
【第一話 更新 2013/02/11】
感想コメント (4)
ありがとうございます。時間のあるときに、できれば校正しようかと思います。 | 東 めぐみ | 2013-02-11 12:16:35
↓下の続きです。---かけて、文字の欠けが目立ちます。それが残念でなりません。今一度、校正されては如何でしょうか? | ohmysky | 2013-02-11 01:38:43
久々にじっくりと読ませて頂きました。人の心の内など、所詮他人には分からないもので、だからこそ色々な愛憎がドラマチックに展開されるんだなぁと感じました。大変力のある良い作品だと思いますが、中盤から後半に | ohmysky | 2013-02-11 01:36:43
いつもながら筆力に感心致します。夫婦愛とともに女の性を感じます。 | 吉葉ひろし | 2013-02-02 11:09:36