「舞台裏の仲間たち」 68~69
アイラブ桐生Ⅲ・「舞台裏の仲間たち」(68)
第三幕・第二章「悪女・ふたり」
「せっかくの酒宴だが、どうやら無礼講という気配にはいかないようだ。
久しぶりに座長とちずるさんが行き会ったことだし、
積もる話もあるだろう。
どうだろう提案だが、俺たちは稽古場へ移動して
さっき順平君が言っていた、大胆な舞台装置と言う話を
検討しょうじゃないか、なあ、西口」
「おう、それも一興だ。
じゃあ、雄二、せっかくのご馳走と酒の支度だ。
もったいないから、向こうで呑むと言うことにして、
時絵と座長とちずるさんの分だけは残して、
あとはレイコさんと茜に手伝ってもらって
稽古場の方へ運んでくれないか。
俺たちは石川さんも連れて、男4人で先に移動する。
いいかい、みんな、そういう事で」
早くも立ちあがった西口くんが、順平を目で促します。
第三幕・第二章「悪女・ふたり」
「せっかくの酒宴だが、どうやら無礼講という気配にはいかないようだ。
久しぶりに座長とちずるさんが行き会ったことだし、
積もる話もあるだろう。
どうだろう提案だが、俺たちは稽古場へ移動して
さっき順平君が言っていた、大胆な舞台装置と言う話を
検討しょうじゃないか、なあ、西口」
「おう、それも一興だ。
じゃあ、雄二、せっかくのご馳走と酒の支度だ。
もったいないから、向こうで呑むと言うことにして、
時絵と座長とちずるさんの分だけは残して、
あとはレイコさんと茜に手伝ってもらって
稽古場の方へ運んでくれないか。
俺たちは石川さんも連れて、男4人で先に移動する。
いいかい、みんな、そういう事で」
早くも立ちあがった西口くんが、順平を目で促します。
作品名:「舞台裏の仲間たち」 68~69 作家名:落合順平