移ろいの中でⅡ 12月12日 廃棄物と金になる農業 追加
フィギュアスケート
フィギュアスケートだけではなくテレビを見てどれも学芸会の演技だなと感じてしまい近頃は見る気も起きなくなった。皆さんは気にならないのだろうか?勿論氷上に立つことでも難しいのにその上で跳ね舞い踊ることはそれは凄いことで、それをとやかく言うつもりはない。ただ勿体ないなと感じてしまう。
テレビの中継で名前を挙げそれを応援するかの様な放送は、数を取るために必要なこと位はわかるが何もそれを鵜呑みにすることは無いと思うのは天邪鬼な私だけだろうか?ジャンプも結構スピンも結構、だけどあまりに表現力が無いのに勝とうが負けようが話題の選手を取り上げる。
以前バレエか何かの紹介のゲストに森末慎二が呼ばれていて、彼が演技をみた後のコメントはさすが体操のオリンピック金メダリストだと感じさせられたのだがその時言ったのが「この人は動きが良く分かってらっしゃる、胸、肩、腕の動く順番がはっきりしている」だった。それだけでなく体操競技での見え方も同じように分かりやすく説明したのが記憶にある。
スケートだけに限らずバレエも同じ、たとえば白鳥が羽ばたくのを表現するのにモンゴル相撲の勝者が行う踊りのように両手を上げ下げする。鳥が飛ぶときは羽だけでは飛べなく、ましてや白鳥のような大きな鳥は胸の筋肉を同時に使って羽ばたくから胸、肩、腕を動かせばそういった表現になるのに腕だけ上げるから鳥の美しさが出てこないのは私のような素人でも分かる。
一流バレリーナはレッスンのときから花を摘む動作ひとつにしてもその花が何という花でどこにあって・・・と観察を行い全てイメージできてそれを演じきる。だから話が見え美しいと思え、泣けるのだけど、本人が気づかなければコーチや周りが教えてあげればいいのにそれもないのだろうか、一向に見えてこない。まだそこまで行っていないのだろうかとも思ってしまう。
作品名:移ろいの中でⅡ 12月12日 廃棄物と金になる農業 追加 作家名:のすひろ