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移ろいの中でⅡ 12月12日 廃棄物と金になる農業 追加

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ネタ

このサイトにもやたらと数字を気にする面白い方もいらっしゃるようである。本人が意識しているのであれば自慢にもならない自慢だし気がついてないのであればただの馬鹿だろう。やれアクセスがいくつだ、文字がいくつだ、ランキングが何位だと。数字が一つの励みになるとは思うが、それを一喜一憂したところでなんになるんだろうと考えてしまう。

さて小説を書くというのは何かを文章で表現するということに過ぎない。それがイメージであれば絵にすればアートだし、音にすればミュージック、身体だとバレエ・・・あくまでも何かの表現方法の一つにしか過ぎないと私は思う。
じゃあ表現しようとするその大元は何かということになる。つまりその話を通じて自分が相手に伝えたいことは何かということ。べつだん受け狙いのお笑いでも構わないし、社会情勢でも結構、恋愛や自分史・・・話はなんでも結構である。結構であるが何かを相手に伝えなければ意味が無い。
ではどうやって話を作るかということになれば何かネタがないかなと考えるだろう。ネタがそこらじゅうに転がっているはずは無いと考えるのも一つ、いえいえネタはどこにでもあると思うのも一つ。たとえば噺で「隣に垣根ができたってね、へ~」とある。これも一つのストーリーだと私は思うが発展させればいくらでも話は出来る。
 たとえばこの塀にはどこでもドアがあって入り口はひとつだけど出口は二つあってどっちがどっちかは分からない。のびた君は天国を見たくてそのドアを潜ると出たのは残念ながら地獄だった、ドラえもんはそこにはおらず自分で対処するしか手は無い。こまったのびた君、順番がきて鬼に急かされ恐れながら閻魔大王の前に行き「僕出口間違えただけなんです」というとこの閻魔さんひとのいい閻魔さんで「良く正直に言った」ともう一度今来た出口へ返してくれた。のびた君はそこを潜り今度は間違わないように天国の扉を開けて出るとそこへ別天地、それは幸せな楽園だったがそれも毎日続くとだんだん飽きてくる、楽しいはずの天国にいる天使は実は性格が悪くそれが苦になってくる、天使は純真な笑顔で他人の悪口をいうのを聞いていると地獄の苦しみにも感じる・・・・なんてストーリーはどんどん続く。
ストーリーを作るのは妄想していけばどうにでもなり、ネタなど別に必要も無く普通の会話を発展させれば無限に現れるので、あとは緊張と緩和を考えエッセンスを加えていけば現代の話などいくらでも出来ると思う。だからカモメが地中を飛ぶ話しがあってもいいし蟹が直立してボルトと100mを競争する話があってもいいわけだが、ただ、これからが大事な点ではあるが表現者は必ずその性格や人格というか背負ってきたものが本人が気にしないところで出てしまうから怖いと私は感じる。隣の塀は新しい杉板なのかタールの塗られた古い塀なのかまたはブロック塀なのかによっても雰囲気は変わるし、匂いも違うからそれを知らないと書くことは出来ないし、深さが現れないのではないだろうか。