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赤い日記帳

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3/3,14時,晴れ。

今日は、日付を見るたびに。
今日は、ばあちゃんの命日だ。
だからといって何をするでもないけど、そう思う。

Netflixでドラマを観ていた。
ずっと気にはなっていた。確かにたくさん曲が使われていた。
念頭に批評があって、好きになれそうにない。少し勿体ない。
でも、作った人は純粋な人ではないだろうか。
好きで、託した部分はたくさんあったんじゃないか。
でもやっぱり、私はオダギリジョーのあの役の人には幸せになってほしい。
だから、続きは見ないことにした。

私なら、幸せな絵をあてたい。
それよりも、プライドとか、友情とか、そういうものは似合っていたと思う。
それでも、幸せな絵をみてほしい。

今日は外の音がやけに聞こえる。
風の吹く音、向こうの通りを車が行く音、隣の赤ちゃんが泣く声。
冷蔵庫の運転音、充電されたACアダプタの音。
飛行機の通り過ぎる音。誰かの足音。

時間の流れる音に、こんなにもかき乱されるのは何だ。
子どもの頃から変わっちゃいない。日の光が降り注いだり翳ったり、
雲がはるか上空で流れたり、しても、どこへも行かれない。
あの時のままは嫌だ。

作品名:赤い日記帳 作家名:こじはん