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赤い日記帳

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4月19日、午前二時。

疲れたらちょっとさ、そこに座って話そうか。

疲れたな、って言える相手もいないなぁとか
疲れたって言って誰に何を期待してるんだろうとか
誰かに労ってほしいなんて思う価値もないよなとか、そんなんじゃなかったんだ。
本当にほしかった言葉ってこれだったんた。
誰かに聞いてほしいんじゃない。何度も聴いてきたこの歌だから、
何度も聞いてきたけど、今日はじめて知ったようなこの歌だからよかったんだ。
安心したんだ。嬉しかったんだ。

少しでもそばに来れるかい?必ず見つけてやる
待っててくれた。来てくれなくていい。

嫌でも明日を迎えて、いつかは昨日を忘れる。
ここで今、君の手を 掴むためのメロディーフラッグ

なんて格好良いんだろう。なんて決意だろう。どうしてこんなに、良くしてくれるんだろう。涙がまた出る。

そういう中に私はありたい。


作品名:赤い日記帳 作家名:こじはん