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四神倶楽部物語

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 これを目にしたミッキッコは、私の決意を充分感じ取ってくれたのでしょう。その後、笑ったのですよ、ニッとね。そして、ミッキッキッコは何事もなかったような顔をして、自分のデスクの方へと引き上げて行きました。
 業務中に、こんな秘密のやり取りをしていた私たち、ちょっとやばかったですね。だがその分、ホント、私は胸が高鳴りましたよ。

 しかし、振り返ってみれば、ここに至るまでに起こったいろいろな出来事、それは学生時代の友人の槇澤良樹にばったり出逢ったところから始まりました。そこからのいろいろな騒動を通し、私たち四人は青龍、玄武、白虎、朱雀の四神の末裔であると知りました。
 そして遊び半分で四神倶楽部なるものを結成させたところ、これに満を持したかのように妹の魔鈴が現れ、グリーンスターへの旅へと招待してくれました。

 そこでいろいろなことを見聞したわけですが、私たちの兄弟姉妹たちの四神倶楽部と同盟を結ぶこととなりました。このことにより私たちはさらに啓発され、四神倶楽部のミッションを――日本を守ること、このような決意に至りました。

 その初プロジェクトは土蜘蛛星人の女王蜘蛛をやっつけるというものでした。本当に手強い相手だったわけですが、グリーンスターの四神倶楽部の協力を得て、お陰様でうまくいきました。
 なにぶん初仕事でもありましたので、興奮もあり、ここに『四神倶楽部物語』としてマル秘紹介させてもらいました。

 きっとここへと至った一連の出来事は偶然ではなく、四神の血を引く身に起こる必然だったのでしょう。故に、これからも影ながらとなりますが、しっかりとミッションを遂行して行くつもりです。

 どうか皆さまの心の片隅で結構ございです。日本のどこかで……、いや皆さまのすぐそばにいるかも知れません。私たち四人が日本を守るために、秘密裏に活動をしていることを、どうかお見知りおきのほどよろしくお願い致します。

 それではまた、こそっと、次の奮闘を報告できる日を楽しみにしております。ありがとうございました。


              四神倶楽部 リーダー 高瀬川龍斗より

作品名:四神倶楽部物語 作家名:鮎風 遊