妄想クラブより バック・シート・ドール に愛をこめて
あなたにすれば 私はどうせ
バック・シート・ドール
邪魔にもならず なければないで
済んでしまう相手
どうです、この言い回し。素晴らしいの一言。確かに車に乗せてある縫いぐるみは邪魔にもならず、なくても気にもなりません。都合のいい時に、都合よく解釈して抱いたり遊んだり。時には助手席に乗せたかと思うと、大勢が乗ると後部座席のそのまた後ろに放り出され邪魔者扱いされるのですが、それを女性と重ねるとは凄いとしか言いようがない。
日に焼け、埃を乗せただ黙って乗っているその縫いぐるみ、一度洗濯もしてファブってあげてはどうでしょう。
さて二番になります。
作品名:妄想クラブより バック・シート・ドール に愛をこめて 作家名:のすひろ