小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

しばたはつみ 私の彼  より

INDEX|3ページ/5ページ|

次のページ前のページ
 

私の彼は 口づけがうまい

ここがいいですね、女性の心を掴む技がひとつあるだけで金も力も要らないと思わす。
「ねえ、あなた、あんな男のどこがいいの」と友人に聞かれ
「私の彼は 口づけがうまい」とさらって返せるっていいではないですか。
「あんたそれ、騙されているんだよ」と忠告されても尚、それから離れられない女心。
ましてや当時SNSなどない時代、これを胸の中に秘めているのでしょう、今だとブログなど通じておおっぴらにしてしまう。誰にも言わない秘密を持つのが大人の条件の一つです。
口づけだけで離れられないのは、ある意味謙虚、ある意味男の凄業とも言えましょうか、一度ご教授願いたいものです、そんな口づけを。でも受講料高いんでしょうね。
さてここからその凄技の紹介になります。

まぶたの上 耳の後ろ
ちょうちょのように ああくすぐる

こうでなくてはならないのです。いきなりさせろといってもなびく訳ございません。時間を掛け徐々に気持ちを高めていく。これが大事なんです。場面が浮かびますね~
 トンボのように目がギラギラしてさっと止まりぱっと動いてはだめ、蝶々ようにであって町長でも長調でも駄目です、雰囲気的に少しマイナーだったりセブンスがいいんではないですか?
さてこの女性はどんな服を着て、どんなアクセサリーを身につけ、この場所は・・・いいですね。これが大人の歌詞というものです。想像を高めます。場所はラブホテルでは味がないですね、好い服着たいい女が彼の安アパートとか、彼女が金を出していいホテルとか、いえいえ、未だそこまで行かない。まだ一緒に歩いている歩道でというのもどうかなと思います。シーンを想像するだけで酒が飲めるというものです。

さて、二番

けんかすると 顔がはれあがるほど
わたしを強くぶつけど 愛しているわ

 暴力はいけません、暴力は!!顔が腫れるほどぶつのは、それは殴るというのです。そこまですると警察沙汰であなたは暴行罪で捕まります。今だとDVで駆け込みせられ、保護されますから、いかにも当時の雰囲気を色濃く残しています。男は強く女はか弱く、男に尽くしついていく。こんな歌詞今書いたら大問題。それでも愛する、これが愛というものなんでしょうし、それが女の性、男のテクニックなんでしょうか。
家庭内暴力には私も泣かされました、女性は大事にしてあげてください。