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未花月はるかぜ
未花月はるかぜ
novelistID. 43462
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【改】ホワイト・ウェディング

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千代のお母さんは言った。
「私は千代と二人で過ごす最後のクリスマスを楽しく過ごせることを祈るわ。」
千代のお母さんは言った。
「お母さん、大丈夫だよ。これからもたまに帰るんだから。」
千代は笑った。千代のお母さんも笑った。
「じゃあ、千代のお願いごとは何?」
千代のお母さんが千代に聞くと、
「秘密。」
千代は笑った。
千代は幸せになった。これから、もっと幸せになる。

 その年のクリスマスは白い雪が町のどの家にも平等にきらきらと降り積もった。