八方美人のすすめ 4月 2日 お遍路 追加
魚に限らずなんでもそれに適した料理方法、また仕込みがあるのだが、人々はマスコミや店のパフォーマンスに引かれさもそれが美味しいと錯覚してしまうから面白く、またあさはかで可哀想と思ってしまう。何事もそう、自分が調べ本当の本物を知ることが大事なのだ。企業はどうやってでも売りたい、そのためにあらゆる手を使うのは当然で、それが本物であるかどうかなんて二の次さんの次なのである。
もう少し辛抱すれば今年もまた黒潮に乗って旨い鰹が上がってくる。朝沖を泳いでいたまだ脂の乗っていない、それでいてあのまったりとして舌にまとわり付く鰹が一人400円、地元の美味しい炊き立てご飯と旨い味噌汁つけて630円で味わうことが出来るのは、これは喜び至福といわずしてなんというか。
地の物はそこへ出向いて、本当の味を味わうことをお勧めしたい。それも惑わされるのではなく自分が本物を知った上で。
作品名:八方美人のすすめ 4月 2日 お遍路 追加 作家名:のすひろ