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八方美人のすすめ 4月 2日 お遍路 追加

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人は本当に面白い 

私はある日の事、朝うとうとしていると、ふっとあるアイディアがひらめいた。
これは面白そうなビジネスに展開できそうだなと感じた。さて、どうやって実現さすかなと策を練りながら様子を伺ってるのだが、日頃から「年金なんてあてにならん、自分の食い扶持は稼がにゃならんし、旅行も行きたい。そうやな~年収3000万くらいは欲しいな」という友人がいるので、そのアイディアを話し、「どう、実現しようやと切り出した」
「そりゃ面白い」
そこまでは良かったがそこで止まってしまった。

私は何もその友人頼りにしているつもりもなく、最後は自分でやるしかないと思っているし、やる気の無い人間にいくら言ったところで、やらない、やれない言い訳しかしないことは分かっている。分かっていて何故待っているかというと、その友人がどれ程なのかじっと観察しているだけの事。

イメージというと当然脳に浮んで来る。頭に描いたものを書面や映像として具体的に分かる形にしなければ話にならない。企画書が書ければそれがいいのだが、その力が無い私は馬鹿なりに小説を書いて筋を明らかにしてやった。それを参考にすれば企画書も出来るだろうと撒き餌を撒いて誘ったわけである。私が社長なら企画部に翌日は企画書にしておけと指示を出すのだが、その組織は私には無い。

人間というのは本当に面白くて「お金欲しい」と片方でいいながら、じゃあこうやって稼ごうと提案しても動かない。動かないから金も出来ない、しかし欲はあるから欲しいと喘ぐ。

哀れだね本当に。

年収3000万欲しいということは業種にもよるだろうが億の金を動かさないと無理なわけ
で年500万のところに3000万円は入らないの、それは誰でも分かる話。しかし、億の金を動かすのに、日頃仕事で忙しいからだの、時間が無いだのリスクを背負いたくないだの、世の中甘くないわけよ。それを考えずに簡単に儲けようとするから、金を騙し取られる事件が後を絶たないわけだ。
これは一つのチャンスだと思えば、それに突き進む。
寝る時間も惜しんでやることをやる、それで芽が出なければ手を変え品を変えやる。やれるまでやる、それしかない。