灯 台
この世知辛い世の中、人は夢や希望、将来のへ明るさがが無いという。それはまるで灯の消えた灯台で航海機器も持たず航海を続けるようなものだろうか。
ややもすると不安感が増したクルーは漁り火や他船の航海等を灯台の明かりと見誤る。そのため舵をいらぬ方向へ切ることもあるから始末が悪い。
海と違い人生には、さも導いてくれる灯台と惑わす、誘蛾灯のような光を放つものまでいるから困ったものなのだ。
しかし自分の位置をしっかりと推理し、コンパスと星を読みそれを海図に落とすことが出来れば自ずとその先に目的地を見つけることは出来る。
現に過去の人たちはそうして航海を続けてきたのだから。
決して動かずただ黙って光を放つ灯台
もしあなたに大切な人がいるのなら、あなたが灯台となって導き、人生航路を照らしてあげればいいのではないだろうか。また小さな光を灯台と見誤らないよう気をつけたいものである。