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つだみつぐ
つだみつぐ
novelistID. 35940
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男性支配

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ああ、もう一つあったね。
>でも、ほかの男を見つけても、結局、一緒じゃないの。

その可能性は、確かに高いですね。
女を支配しない男性は、ほとんどいない。
性愛の場面でも、男性が主導権を握り、女性はそれに従うことになっている。
かつて、テレビドラマで女性の「カンチ、セックスしようよ。」という台詞が話題になったことがある。女性たちは「ああ、女から誘っても、いいんだ。」と感激したという。それほど、そのことは禁止されていたのだ。おそらく、多くのカップルで、いまも。
だから、女性たちは、「こんなふうにしてほしい」と思っていても口に出せないから、心から楽しむこともなく、男の性欲に奉仕している。そのうち、セックスそのものに何の期待も抱かなくなる。「よるのおつとめ」なんていう言葉もあるね、ただの義務なのだ、男に食べさせてもらっている代わりの。

まず、あなた自身が、こうした性規範・こうしたタブーを乗り越えて、本当の気持ちを口に出すこと。相手に「淫乱」と思われようが、何だろうが。支配も隷属も受け入れないこと。

簡単にはいかない、男は変わらないかもしれない、でも、ちゃんとした対関係を作ろうとするあなたの努力は、その過程で、ゆっくりと、あなた自身を解放していく。そして、うまくいけば、相手の男性をも。

【註:アメリカには、キリスト教という、婚外性交渉を禁じるイデオロギーがある。それがなければ、これらの数字はずっと大きくなっているだろう。
ただし、このイデオロギーは、二重基準ではない。男女に差をつけていない。だから、実際の数字に男女差がほとんどないのだと思われる。】


作品名:男性支配 作家名:つだみつぐ