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アイラブ桐生Ⅲ・「舞台裏の仲間たち」（16）
　　第四章（1）安曇野へ


　安曇野は、北アルプスの山々から湧き出た清流の、
梓川・黒沢川・烏川・中房川などによって造られた複合の扇状地です。
この一帯のことを総称して、安曇野と呼んでいます。

　ここでは、地表にある水はすべて浸透をしてしまいます。
そのために安曇野では、堰（せぎ）と呼ばれる用水路をめぐらして、
灌漑（かんがい）を行い、水田を作り農作物を育てています。
稲作とりんご栽培がたいへんに盛んですが、
扇状地の扇端部にあたる部分では、「安曇野わさび田湧水群」と
呼ばれる湧水地帯も出現をします。
水が綺麗でないとできない、ワサビの栽培や、
ニジマス・信州サーモンなどの養殖なども盛んに行なわれています。