Neverending Story
人は窮地に立たされると、どうして笑ってしまうのだろう。
たいした面白くもないのに、声を出して思い切り笑いたくなるのだ。
別にバカにしているわけじゃない。
でも、もう笑うしかないのだ。
笑って済むなら、自分は死ぬまで笑う。
いや、死んでからも笑い続けるだろう。
愚かな自分に向けて、自嘲し続けるに違いない。
ひとつの恋に終止符を打つことの出来ない愚かな自分の物語に、ここで、この場所で、終止符を打つために……。
作品名:Neverending Story 作家名:ミホ