疾風の騎士
「じゃあ私もこれからは大切な物を守る為に戦うよ。その大切な物は、勿論蒼牙くんだよ―――私も好きだよ」
俺と箒は、変にドキドキしながら見つめあっていた。良いムードになったがそれを壊す奴が来た。
「やぁ、蒼牙くんに箒、探したよ。ちょっと来てくれる」
先生だった、入れたお茶を飲み干し言われた通り俺と箒は、付いて行った。
その途中1回俺と箒は、目が合った。その瞬間にお互い目をそらした。
お互いに両想いだと確信したからなそりゃこうなるよ。案の定、会話が無くなった。そしたら目的地周辺に付いた
「さて着いたよ、この中に居る人が話があるそうだよ」
お、着いたのか。じゃ入るしかないな。
「失礼します」
そこには、既に涼太と渉が居た。そしてその前に老人が座っていた。
「やぁ、待っていたよ、蒼牙くん。それに神通体の『クラウン』」
「はい、それで話したい事って言うのは、何でしょうか?」
「では聞こうか、君は『エヴァンス』を何処出せるようになった?」
俺には、分かんなかったが恐らくさっきの戦いの時に出てきた閻魔様の事だろうな『エヴァンス』って名前か
こいつの力は、凄まじかったからな。
「えっと、分かりません。逆にいいですか、何でそんなこと聞くんですか?」
「それは、この戦いを終わらせられる力が在るからな、しかも相手の神通体も『エヴァンス』だからな。あいつを倒せる
のは、同じ『エヴァンス』の神通体の力の使える君しかいないんだ」
「俺は、相手を同じ力を持っている。だから俺がやらなくっちゃこの戦いは、終わらないとゆう事ですね」
「そうゆう事だ、辛いと思うが『エヴァンス』を持っている以上君と"カヲル"は、戦う運命の中に在るんだよ」
カヲル、そいつがブラッティを作り、大切な物を傷つけようとしている奴の名前か
「そいつを倒せばこの戦いも終わる」
「ならば、やりますよ。俺にしか出来ないのならばやるしかないでしょ」
「良い返事だな、では話はこれで終わりだよ。下がっていいよ」
「「「「はい」」」」
俺等4人が出て行くと老人は、『良い顔つきになったな、蒼牙くん。昔と変わってないな』と言いただただ喜びだした
この老人はIWSPの創設者で昔蒼牙と出会っているらしい、しかし蒼牙は全く気がついていない
蒼牙の頭の中は、やっぱり『エヴァンス』の事で考えていた。
(カヲルと俺は同じ力を使っていて倒せるのは、俺しか居ない。俺にしかできない俺がやれば、この戦いは、終わるん
だよな。大切な物をもう戦わせない為にも早く終わらせなくちゃな)