勇者××××の冒険
~第三章~
ガーゴイルは思わぬ強敵であった。いや、確かに本来はそこまで恐ろしい魔物ではなかった。しかし、ガーゴイルを襲った人間の魔力を吸い尽くし、強大な存在へと生まれ変わっていた。おっぱいたちは苦戦を強いられ、ボロボロになっていた。おっぱい以外の3人はもはや身体を動かすことすら難しくなっていた。だが、それでもおっぱいだけは必死に立ち向かおうとしていた。
「くっ、頑張れ……、おっぱい……。悪いが、俺はもう立ち上がれそうにねえ」
「負けないで、おっぱい……。君なら絶対ガーゴイルに勝てるから……」
「悔しいですが、認めざるを得ません……。おっぱいくん! 君だけが頼りなのです!」
「てめえら、おっぱいおっぱい言うんじゃねえええええ!!」