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『ツキウサギ』

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●ツキウサギ4『洗濯』


「こんばんはツキ君っ!」

「やぁ、こんばんはウサギ君。今日はなんで下着だけなんだい?」

「あ、今ね、キツネ君に洗濯してもらってるんだ」

「へー、なんでこんな時間に?」

「さっきキツネ君と会ったら、ボクの服が汚れてるって言って洗濯してくれてるんだ」

「へー、キツネ君は親切なんだね」

「うん。それにスゴク目もいいんだ。ボクの服は全然汚れてなかったけどキツネ君には汚れて見えたんだから」

「ふぅん、そうなんだ」

「それでね、ボクの服を脱がせてくれたんだ。スゴク嬉しそうだったよ」

「キツネ君て独身だったりする?」

「うん独身だよ。それで子供好きらしいんだ。服を脱がしてからボクにマッサージもしてくれたもん」

「ど、どこを触られたんだい!?」

「うつ伏せだったからお尻が一番触られたような気がするけど。なんでだいツキ君?」

「な、なんでも無いよっ。それより変な事されなかったかい?」

「ううん。ツキ君との約束があるからって飛び出してきちゃったから」

「そ、そうか。良かった」

「あ、そう言えばキツネ君の家から飛び出る時。キツネ君が鎖持ってたけど、何に使うつもりだったんだろう?」

「うーん。……キツネ君と会う時は僕の目の届く範囲にいてね」



 ―おわり―
作品名:『ツキウサギ』 作家名:ねむうさぎ