『ツキウサギ』
●ツキウサギ1『空腹』
「…ハァハァッ…ツ、ツキ君こんばんはっ」
「どうしたんだいウサギ君。そんなに急いで?」
「ふー。それがねツキ君。さっきまでドラゴン君にしつこく付き纏われちゃってさ」
「どういう事だいウサギ君?」
「それがね、ドラゴン君がどうしても口の中を掃除して欲しいってボクに言うんだよ」
「それでどうしたんだい?」
「それでね。今日はツキ君と約束があるから断ったんだけど、しつこくてさ。ドラゴン君の口の中に入るなんてまっぴらだよ」
「それは大変だったねぇ」
「ほんとだよツキ君。それにね、ドラゴン君からずっーとお腹の鳴る音がしてたんだよ。それにずっーと『お腹が好いたなぁ』って言ってたし」
「え、ウサギ君!?」
「もうっ、時間があってもドラゴン君の口なんて掃除してあげないもんね」
「……う、うん。ぜ、絶対、口の中に入ったりなんかしたらダメだよ!?」
「わかったよツキ君っ」
「うん、いい返事だねウサギ君」
―おわり―
「…ハァハァッ…ツ、ツキ君こんばんはっ」
「どうしたんだいウサギ君。そんなに急いで?」
「ふー。それがねツキ君。さっきまでドラゴン君にしつこく付き纏われちゃってさ」
「どういう事だいウサギ君?」
「それがね、ドラゴン君がどうしても口の中を掃除して欲しいってボクに言うんだよ」
「それでどうしたんだい?」
「それでね。今日はツキ君と約束があるから断ったんだけど、しつこくてさ。ドラゴン君の口の中に入るなんてまっぴらだよ」
「それは大変だったねぇ」
「ほんとだよツキ君。それにね、ドラゴン君からずっーとお腹の鳴る音がしてたんだよ。それにずっーと『お腹が好いたなぁ』って言ってたし」
「え、ウサギ君!?」
「もうっ、時間があってもドラゴン君の口なんて掃除してあげないもんね」
「……う、うん。ぜ、絶対、口の中に入ったりなんかしたらダメだよ!?」
「わかったよツキ君っ」
「うん、いい返事だねウサギ君」
―おわり―