甜茶no駄洒落へようこそ
【牛若丸】
ここは、京都五条の橋の上。男が渡ろうとすると。大男が現れた。
「待てここを通るにゃ、俺様と勝負だ」
「私は、見ての通り、貴方には勝てそうにない華奢な男です。ご勘弁を」
「いいや、まかり通らん。勝負だ!ここは京都五条で『う』だ」
「え?『う』ですか?牛『し』です」
「し、皺で『わ』だ」
「和歌ですね。『か』ですよ」
「これは、なぎなただが、鎌、そう鎌の『ま』だぞ」
「○」
「おい。そりゃなんだ。はっはー負けか」
「いや、これは丸。『る』ですよ」
「え、えー、『る』ね。る、る、る・・・」
その大男、弁慶が『る』に悩んでいる間に通り過ぎたとさ。
※ 説明は要らない、しりとりでした。
作品名:甜茶no駄洒落へようこそ 作家名:甜茶