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甜茶no駄洒落へようこそ

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【わらしべ長者】 

この村の長者さんは、『おこりんぼう』という噂がたった。
何がどうしたという事が起きたわけではない。
いつも通りに にこやかな長者さんだ。大人たちは、子どもに話をするが、
子どもたちの間で広まったこの話はなかなか消えなかった。
困っていた長者さんのところに村の世話役たちが集まり、考えた。
「そうだ長者さま…(もしもしごしょごしょ)どうでしょう?」
「わかった。そうしてみるよ」と長者さんは納得した。
村の真ん中に、立て札がたった。
村の子どもたちが、長者さんの家へと集まってきた。
これを見た世話役たちは安堵した。
「さあ、並んで、並んで、順番だよ」
子どもたちは『長者さんがお菓子をくれる』というお知らせに長者さんの家まで
長い列をつくった。
でも、やっぱりあの噂は、消えてなかったようだったが、来てくれた子どもたちの
可愛い姿に長者さんは喜んだとさ。
あれ?お話にならないね。
村の子どもが、長者さんに『べえー』としながら長蛇の列で菓子を貰ったとさ。
だーかーらー
村の子は「童」 あっかん「べ」 長蛇 まあまあいいじゃないの 蛇は「じゃ」
だから 「ちょうじゃ」って事で。
※『子ども=童 べぇ=べ  長蛇=長者』でした。
 
作品名:甜茶no駄洒落へようこそ 作家名:甜茶