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わて犯人

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第四話 復活


「マインさん。ダイソンさんがいなくなってしまった今、この事件は解決できるんですか?」
「心配ない。ここに、ダイソンさんの持っていたレシートが落ちている。」
「それが、どうかしたんですか?」
マインはしゃがんで、うんこで汚れたレシートを人差し指と親指でつまんで拾い上げた。
「スーパーで買ったものをよく見てみろ。」
「チャーシュー、メンマ、それにナルトですね。それで?」
「まだわからないのか。おい、ジョン、こいつに教えてやれ。」
「理解した。それらは、ラーメンの具だ。」
「だから、それがどうしたんですか?」
トムはきょとんとした顔をしていた。
「どうやら、こいつもケイティと同じくバカのようだな。」
「あんな変態と一緒にしないでください!あんな人・・・!」

その時トイレの便器が動いた

カタカタカタカタ・・・

「なっ、なんだ!」
トムとマインは周囲を見渡した。

ジュボボボボボボボボボボボボ・・・

「おそらく便器の中で何かが起こってるようです!」
一同が便器の中をのぞいたその時だった

ジュボボボボボ…ドンッ!!!!!

便器の中から、何か巨大な物体が音を立てて飛び出してきた。

「うわぁっ!!!」
トムとマインが大声を上げてのけぞった。
二人の体は汚水まみれになっていた。
「うわっ!なんなんですか、これは!」
「知らねぇよ!おい、ジョンは大丈夫か?」
「あぁ、服を脱げば問題ない。」
そう言って、ジョンは服を脱ぎだした。
「ジョンさんふざけないでくださいよ!」
「トム、こいつはいつもこんな感じだ。そんなことより、あっちを見ろ。」
マインに言われてトムが振り返ると、そこには見覚えのある人物がいた。

「・・・ケイティさん!!!」

なんとそこには、逮捕されて刑務所にいるはずのケイティが立っていたのだ。

作品名:わて犯人 作家名:熊田熊子