小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

超短編小説  108物語集(継続中)

INDEX|404ページ/761ページ|

次のページ前のページ
 


「甘い!」
 百目鬼から厳酷苛烈な一喝が。そして「蘭子に死の天使が舞い降りたんだろ」と鬼の目をギョロッと剥いた。これに芹凛はブルッと身を震わせる。だが、その瞬間にハタと気付くのだ。
「蘭子が一番憎んでるのは大輝。だから最後に、大輝をなぶり殺しにする。こんな予感がします」

 この芹凛の推理に、百目鬼はニッと笑みを零し、上司としての思いを告げるのだった。
「仮説は今のところ事実ではない。さっ芹凛、我々の予感、それは最後に、大輝が――蘭子に殺さる。そうならない内に、早くこの事件を解決してしまおう」