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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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i犬の本能に感動したお話し

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10月19日我が家の愛犬茶々が仔犬を出産しました。
午前5時に初めの子が生まれました。なにしろ犬の出産に立ち会うのは初めてのことです。
獣医に依頼しましたら、犬の出産は安産だから自分で出来ますよと言われ、断られてしまったのです。
それから本を買い一様は頭に入れましたが、予定日は60日から63日間くらいだと言うことで、10月16日あたりからは、妻は茶々に付ききりでした。
大きなゲージを買い、そのなかで出産できるように準備したのですが、出産したのは私の掛け布団の上でした。
何もできずにただ見ているだけでしたが、茶々はすべて自分で済ませてくれました。
その時2匹生まれました。これで終わりかと思いましたら、30分もしたらもう1匹生まれました。
私も妻も安心して少し眠ってしまったようです。
すると今度は妻の布団の上で出産したようです。2匹の子犬が居ました。
午前8時の頃です。生まれた時間は解りませんでした。
茶々は仔犬を口で加え、初めの3匹の所に連れて行きました。
しかしそのなかの1匹は別には離れた所に置いたのです。
妻が不思議に思い手で触ってみると冷たくなっていました。
聴診器で心臓の鼓動を調べてみたら音はしていませんでした。
近くに住んでいる長女に連絡し、私は庭に穴を掘りました。
「バラの傍がいいよ」
長女が言うので、穴を掘りなおしそこに仔犬を埋葬し、お線香を立てました。
年をとると涙もろくなるのでしょう。妻も私も涙が止まりませんでした。
2年前にゴールデンレトリバーが死んだ時よりはショックは少ないのですが、こんな思いはしたくはないと思い犬は飼うまいと私は思ったのですが、妻がどうしても欲しいと言うので仕方有りませんでした。
妻は癌を患っていますので好きなことをして喜んでもらいたい気持ちが私にはあったのです。
お葬式を済ませて家に入ると、今埋葬した仔犬が生まれ変わったように1匹の仔犬が産まれていました。
合計6匹の仔犬の誕生でした。
結局は妻も私も仔犬の出産には何も手を貸すことは有りませんでした。
誰にも教えtられずに、本能とはどこからその知識を授かるものかと不思議な思いがしました。
茶々は30万円ほどで買いました。相手の雄犬は長女の家で飼っている犬です。雄犬の方が安く18万円で買ったようです。
もし誰かに売るとすれば5万円でも25万円になります。茶々すごい。
でも売る気はありません。2ヶ月間は親犬から離せません。その間に愛情が移ってしまうのは目に見えています
茶々は茶色で雄犬は黒でした。販売目的でしたらタブーなかけ合わせの様です。
生まれた仔犬はクロが2匹、茶系統が4匹です。クロは1匹亡くなりました。
妻は全部飼うと言っていますが、世話もお金も大変です。
妻の言うように仔犬はどの仔たちもとても可愛いのです。
これから我が家も大家族になりそうです。
頑張って働かなくちゃ・・・・